4つの専門領域でもっと深く、もっと実践的に

卒業生が語る4つの専門領域の学び

2024/07/08

立教経営の学び

OVERVIEW

学生が思い描くビジョンや目標に合わせて、最先端の専門知識を実践的に学ぶことができる4つの専門領域(コンセントレーション)。ハイレベルな課題に挑戦し、成長を遂げた卒業生たちが、当時どのような財を得て、それをどのように今にいかしているか語ってくれました。

マネジメント

理論をもって、人材と組織の深い繋がりを生み出す
株式会社 NTTデータ
山岸 香理 さん
2020年3月 経営学科 卒業/ 香蘭女学校高等科 出身


人事の採用部門に務める今の私には、立教経営で学んだことが指針にも土台にもなっています。中でも「経営と心理」の授業から得たものは大きく、人材評価のあり方や人材開発の手法、コミットメントが高まるメカニズムなど、学習したことの多くが現在の業務に繋がっています。人材の持つスキルや知識は、企業活動における貴重な資源である──人的資本経営の考え方に学生のうちに触れることができたことで、社会への期待を抱くことができました。座学で吸収した知識は、BLPのビジネス企画で実践に移す機会もあって、着実に自分のものとなっていく感覚が面白かったです。現在、社員のエンゲージメント向上施策に取り組んでいますが、立教経営で学んだことを振り返りながら、効果的な企画を作り上げていきたいと思います。

マーケティング

マーケティングという名の共通言語で仲間とともに価値創造に挑む
株式会社NTTドコモ
川中嶋 勇雅 さん
2018年3月 国際経営学科 卒業/立教新座高等学校 出身


ブランドコミュニケーション部の一員として、当社公式SNSの編集長を務めています。当社の取り組みや想いを発信し、ブランドの価値向上を実現することが私のミッションです。それは立教経営で経験したマーケティングのゼミ活動に通じる部分があると感じます。記憶に残るのは、企業参画型のプロジェクトで協力企業様の10年後を予想し、競争優位に立つための施策を提案したこと。消費者やマーケットのことを考え抜き、最適なブランディングを試行錯誤しました。主体的に動いて周囲を巻き込みプロジェクトを活性化していく。そうした仕事への取り組み方も、当時の経験で培われたものでしょう。マーケティングを学ぶとは、チームを目標へと動かすための共通言語を獲得するということ。この共通言語を活用し、今後も人々の共感を生み出していきます。

アカウンティング&ファイナンス

より良い提案のために数字から経営の本質を読み解く
日本アイ・ビー・エム株式会社
吉岡 隼平 さん
2023年3月 経営学科 卒業/ 淑徳巣鴨高等学校 出身


あらゆる企業活動に不可欠な財務会計。この分野を学べば確実に将来の選択肢が増えるだろうと考え、大学時代に注力しました。元より数字に強くありませんでしたので、初めは膨大な財務情報を前にして途方に暮れたものです。しかし、学び進めるうちに意味が読み解けるようになり、面白さが加速していきました。一見、数字の羅列に見えるものから、企業の文脈や経営状態が立ち上がってくる。それを認識できるようになるのは刺激的な体験です。ゼミ活動ではM&A(企業の合併・買収)のプランニングに取り組みましたが、財務会計を実践で活用する経験は有意義でした。現在のコンサルティング業務で実感するのは、クライアントに提案を行う上で事前調査が重要だということ。企業の財務情報から多くを読み取れるスキルが非常に役立っています。

コミュニケーション

多様なステークホルダーを意識して円滑な企業経営を支える
PwC Japan有限責任監査法人
山本 帆夏 さん
2024年3月 国際経営学科 卒業/神戸市立葺合高等学校 出身


コミュニケーション領域の講義の中でも特に印象に残っているのは、「Advanced Small Group Communication」です。ニュースにもなった日本企業の海外における労働問題を取り上げ、ネイティブスピーカーの先生のもと、英語で議論を重ねました。そのプロセスで見えてきたのは、企業・労働者・消費者・株主の各所でバランスをとることが、現在のビジネスにおいて非常に重要であるということ。さまざまな立場のステークホルダーとコミュニケーションを取るために必要な、多面的思考力が培われたと感じます。また、「Language and Culture」の講義は留学生が多く、多様な価値観が混じり合う濃厚な議論ができました。それらの経験は、外資系企業との取引が多い現在の業務の下地になっています。
※本記事は「経営部 学部案内2025」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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