在学生が語る産学連携の醍醐味
——企業とのコラボレーションで見えてくる、新たな世界と自分

鈴木 統吾 さん、石澤 愛 さん、谷口 紗恵 さん、髙橋 大地 さん

2024/07/05

立教経営の学び

OVERVIEW

最先端の経営と、社会が求めるリーダーシップを「ビジネスの現場」から学ぶことが立教経営の特徴。企業が直面する課題に挑み、練り上げたプランを発表するそのプロセスには、学生の成長を加速させるような、ビジネスの厳しさや醍醐味が詰まっています。4名の学生にその経験を語り合ってもらいました。

大学生にして、まるで企業のコンサルタント——高い視座でビジネスに挑む立教経営ならではの濃密な経験

写真左から:鈴木 統吾 さん、石澤 愛 さん、谷口 紗恵 さん、髙橋 大地 さん

プロフィール
鈴木 統吾 さん
国際経営学科 3年/立教新座高等学校 出身

石澤 愛 さん
経営学科 3年/山形市立商業高等学校 出身

谷口 紗恵 さん
経営学科 4年/上海日本人学校高等部 出身

髙橋 大地 さん
国際経営学科 4年/東京都立豊多摩高等学校 出身

Theme1 時には冷や汗も掻く 高いハードルだから面白い

谷口:立教経営に入ってからというもの、企業と関わりを持ちながらワークに取り組む機会が本当に多く、ほとんど日常と言っていいくらいだよね。

髙橋:入学してすぐ、BLP(ビジネス・リーダーシップ・プログラム)やBBL(バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム)といったプロジェクト型授業が始まって、年次が上がっても継続していくからね。

石澤:一年次はBLPを受ける側でしたが、二年次を迎える前には運営する側に回りました。企業と打ち合わせをしながら一年生のためにBLPのテーマを企画したんです。受け手に回ったり、企画側に回ったり、さまざまな立場で企業と連携を取ることになるのも面白いポイントだと思います。

鈴木:初めて取り組んだBLP、株式会社マイナビ様への提案は苦戦したなぁ……。テーマは「大学生が将来のことをワクワク考えられるためにマイナビができることを提案せよ!」。だって、入学したての一年生ですよ?就活生や社会人が何を感じているかなんて、想像もつきません。先輩たちに調査方法や分析の手法を丁寧に教えていただき、なんとか提案をまとめることができました。

髙橋:初めての発表は、言い表せないくらい緊張するよね。僕はアドリブが苦手で、質疑応答の時間が辛かった。企業の方々から予想外の質問がきたときは、冷や汗が止まらなかった記憶がある(笑)。

谷口:そうやって場数を踏み、高いハードルにチャレンジし続けることが実力になるんだよね。

Theme2 練り上げた企画が社会を動かす その経験が大きな財産

石澤:マイナビ様の課題は「ワクワク」がキーワードだったので、とにかく就活生を楽しませることにばかり意識が向いていました。ですが私たちのビジネスプランを聞いた企業の方々から「どのように収益を得ていくのか」「ビジネスとして成り立つのか」と指摘を受け、ハッとしたことは忘れられません。

髙橋:あぁ分かるなあ。一年生が最初にぶつかる壁だよね。僕たちのときはカルビー株式会社様に新商品を提案したんだけど、想定利益や商品の製造体制までプランニングするように指摘を受けたっけ。

鈴木:アイデアだけでなく、実現可能性まで考え抜くことが重要なんですね。

石澤:その経験があったから、二年次のBLPでは、もう少し企画の精度を高めることができたと思います。ビジネスに携わるさまざまな関係者を想定し、それぞれにメリットが生まれるようにプランを練りました。

谷口:BLPやBBLだけでなく、各先生のゼミでも企業とコラボレーションする機会があると思います。私が受講しているマーケティング系のゼミでは、株式会社ZOZO様と連携してカレッジスウェットを制作し、ZOZOTOWNのサイトで2022年10月21日〜11月4日の約2週にわたり販売していただきました。立教大学のロゴやイメージカラーを使ってデザイン案を作ることがミッションだったんだけど、なかなか意見がまとまらず難航して……。というのも、私たちの提案をもとにプロのデザイナーやパタンナーが設計し、実際に工場が稼働して商品になるわけだよね。それって貴重な経験だけど─

鈴木:責任が大きい?

谷口:そう、まさに。商品やサービスを提案することの重みを痛感しました。でも実社会でビジネスを動かすってそういうことだから、非常に価値のある経験だったと思います。

髙橋:僕のゼミでは、2023年4月に株式会社東武百貨店様からご相談を受けて、若年層の集客につながるようなイベント企画に挑戦したよ。それまで学んだマーケティング・リサーチの手法を活用して企画を構築し、企業様にフィードバックをもらいながら、実現可能な形に仕上げていく。自分たちのツメの甘さを思い知ることもたくさんあったけど、理論と実践の両輪を回していくことがとても面白かったな。最終的には11月9日~12日の4日間、東武百貨店池袋本店屋上で「St. Fall Festival~はじめての東武、あたらしい東武~」というイベントを開催したんだけど、若年層の来店動機を創出するという点では、ある程度手応えがあったかな。ただ、継続的な顧客化を図る上では不十分、改善しなければならないと感じたけれど。

谷口:まるで本当にコンサルタントの仕事をしているみたいだね。学生のうちからそんな経験ができるって大きなアドバンテージだと思う。

髙橋:このアドバンテージをいかして、実社会に出てからも、ぐいぐいビジネスを引っ張っていけたらいいよね。

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