4つの専門領域でもっと深く、もっと実践的に
ぼくたち私たちの専門領域への挑戦
2022/07/31
立教経営の学び
OVERVIEW
学生が思い描くビジョンや目標に合わせて、最先端の専門知識を実践的に学ぶことができる4つの専門領域(コンセントレーション科目)。ハイレベルな課題に挑戦し、成長の確かな手応えを得た学生たちが、その経験を振り返ります。
マーケティング
高木 優芽さん(経営学科 4年/南山高等学校女子部 出身)
分析の積み重ねが、胸躍る顧客体験を実現する
性能は良いはずなのに、なぜか売れていない。そんな製品を見かけたことはありませんか。こうした課題に対して、消費者に魅力が伝わるブランド設計を考えることがマーケティングの醍醐味です。大切なのは顧客視点に立つこと。そのために必要なのは徹底したリサーチです。授業では調査票の作成や街頭インタビューを行い、その結果を分析しながら人々の非言語的なニーズを追求しました。改めて何か新しいものを世の中に出していく際には、アイデア以上にリサーチやサイエンスが重要だと実感します。いつか胸躍るような顧客体験を実現したいと思います。
性能は良いはずなのに、なぜか売れていない。そんな製品を見かけたことはありませんか。こうした課題に対して、消費者に魅力が伝わるブランド設計を考えることがマーケティングの醍醐味です。大切なのは顧客視点に立つこと。そのために必要なのは徹底したリサーチです。授業では調査票の作成や街頭インタビューを行い、その結果を分析しながら人々の非言語的なニーズを追求しました。改めて何か新しいものを世の中に出していく際には、アイデア以上にリサーチやサイエンスが重要だと実感します。いつか胸躍るような顧客体験を実現したいと思います。
大隅 直登さん(国際経営学科 4年/桐蔭学園高等学校 出身)
スポーツをビジネスの視点で分析し、新たなニーズを引き出す
中学高校と海外で暮らしていたときから、言語不要の優秀なコミュニケーションツールである「スポーツ」に大きな関心がありました。その関心が発展し、立教経営でスポーツマーケティングを学んでいます。企業参加型のケーススタディは刺激に満ちていて、F1参加企業にどんなスポンサーを付けたらいいか、といった実践志向のテーマに取り組みました。スポーツの強みは、高揚感、感動を起点として有形・無形の商品を展開できること。そこには豊かなビジネスチャンスが広がっています。ビジネスの観点からスポーツを分析し、新しいニーズを生み出していけたらと思っています。
中学高校と海外で暮らしていたときから、言語不要の優秀なコミュニケーションツールである「スポーツ」に大きな関心がありました。その関心が発展し、立教経営でスポーツマーケティングを学んでいます。企業参加型のケーススタディは刺激に満ちていて、F1参加企業にどんなスポンサーを付けたらいいか、といった実践志向のテーマに取り組みました。スポーツの強みは、高揚感、感動を起点として有形・無形の商品を展開できること。そこには豊かなビジネスチャンスが広がっています。ビジネスの観点からスポーツを分析し、新しいニーズを生み出していけたらと思っています。
マネジメント
黒木 真衣 さん (経営学科 3年/私立フェリス女学院高等学校 出身)
企業活動と不可分な社会の複雑な問題を解きほぐす
いま、企業のあり方を考えるうえで欠かせないのが、CSR(企業の社会的責任)という視点です。ゼミでは、民泊サービス「Airbnb」で起きた人種差別に焦点を当て、企業の経済活動とより善い社会づくりについて研究しました。人種差別はもちろん許されないことですが、差別を受けた宿泊客の視点だけでなく、部屋の貸し手やサービスの運営会社、さまざまなステークホルダーの立場から分析する必要があります。加えて、差別が生まれた背景や歴史の問題など、考えるべきことは尽きません。その中で培われた物事を複眼的に見る視点は、きっと将来にいきてくると思います。
いま、企業のあり方を考えるうえで欠かせないのが、CSR(企業の社会的責任)という視点です。ゼミでは、民泊サービス「Airbnb」で起きた人種差別に焦点を当て、企業の経済活動とより善い社会づくりについて研究しました。人種差別はもちろん許されないことですが、差別を受けた宿泊客の視点だけでなく、部屋の貸し手やサービスの運営会社、さまざまなステークホルダーの立場から分析する必要があります。加えて、差別が生まれた背景や歴史の問題など、考えるべきことは尽きません。その中で培われた物事を複眼的に見る視点は、きっと将来にいきてくると思います。
井俣 慶祐 さん(国際経営学科 3年/立教新座高等学校 出身)
多種多様なビジネスを体系化し、イノベーションにつなげる
ケーススタディを通して、企業経営の理論やビジネス戦略について学びました。その中で強く印象に残っているのが、企業が発信するメッセージの重要性です。なぜ、そのビジネスに取り組むのか、どのような意義があるのか。伝えたいコンセプトや思いを込めたストーリーテリングが人や組織を動かします。限られた情報の中、ビジネスを理論的に分析する作業は非常にハードルが高く感じましたが、その分、鍛えられました。今後はビジネスコンテストにも積極的に参加し経験を積むことで、いつかビジネスの現場を変革するイノベーションを実現できればと考えています。
ケーススタディを通して、企業経営の理論やビジネス戦略について学びました。その中で強く印象に残っているのが、企業が発信するメッセージの重要性です。なぜ、そのビジネスに取り組むのか、どのような意義があるのか。伝えたいコンセプトや思いを込めたストーリーテリングが人や組織を動かします。限られた情報の中、ビジネスを理論的に分析する作業は非常にハードルが高く感じましたが、その分、鍛えられました。今後はビジネスコンテストにも積極的に参加し経験を積むことで、いつかビジネスの現場を変革するイノベーションを実現できればと考えています。
アカウンティング&ファイナンス
福本 祐也 さん(経営学科 3年/立教新座高等学校 出身)
財務会計の高度な専門知識を吸収し、自らの言葉で表現する
「会計学入門」の授業で学んだ簿記に興味を持ち、財務会計の道に進みました。財務会計の魅力は数字を通して企業のストーリーが見えてくるところ。数字の持つ意味を追う中で、新鮮な発見があります。ゼミでは会計分野の専門テキストを輪読したり、企業分析に取り組んだりしていますが、分析結果をプレゼンテーションすることで、専門的な知識を理解し、自分の言葉で表現する力が鍛えられていると感じます。こうした経験を積むうちに、少しずつですが、日常の経済活動を論理的に説明できるようになってきました。現在は、公認会計士試験の勉強中。さらに言語化能力を磨き、2次試験合格を目指しています。
「会計学入門」の授業で学んだ簿記に興味を持ち、財務会計の道に進みました。財務会計の魅力は数字を通して企業のストーリーが見えてくるところ。数字の持つ意味を追う中で、新鮮な発見があります。ゼミでは会計分野の専門テキストを輪読したり、企業分析に取り組んだりしていますが、分析結果をプレゼンテーションすることで、専門的な知識を理解し、自分の言葉で表現する力が鍛えられていると感じます。こうした経験を積むうちに、少しずつですが、日常の経済活動を論理的に説明できるようになってきました。現在は、公認会計士試験の勉強中。さらに言語化能力を磨き、2次試験合格を目指しています。
志水 千紘 さん(国際経営学科 4年/長野県松本県ヶ丘高等学校 出身)
数理に基づく分析力で、社会問題の解決に挑む
ゼミではファイナンスを学んでいます。株価の動向を分析し、統計学の知識を用いながら、その特徴を解き明かしていくことが醍醐味です。もともと数学が不得意なので苦労もしますが、アナリストなどの見解がどのような数字に基づいているのか、またその数字の裏にある背景を知ることはとても興味深いものです。ゼミで培った分析力のおかげで、世の中にあふれるさまざまな情報を、数字というファクトに基づいて読み解けるようになりました。将来は数理を用いて社会問題を分析し、解決していく道を探っていけたらと考えています。
ゼミではファイナンスを学んでいます。株価の動向を分析し、統計学の知識を用いながら、その特徴を解き明かしていくことが醍醐味です。もともと数学が不得意なので苦労もしますが、アナリストなどの見解がどのような数字に基づいているのか、またその数字の裏にある背景を知ることはとても興味深いものです。ゼミで培った分析力のおかげで、世の中にあふれるさまざまな情報を、数字というファクトに基づいて読み解けるようになりました。将来は数理を用いて社会問題を分析し、解決していく道を探っていけたらと考えています。
コミュニケーション
朝倉杏海 さん(経営学科 4年/淑徳与野高等学校 出身)
コミュニケーションを設計し、人々の心を動かす
コミュニケーションのゼミで最も印象に残っているのは、とある日用品メーカーに、商品のキャンペーンプランを提案したことです。商品と顧客の接点を生み出し、リアル店舗での実売につなげていくことが、私たちに課されたミッションでした。チームメンバーで課題を整理し、ターゲットを分析することからスタート。SNSを重視したプロモーションを展開するのか、それともテレビCMに注力すべきなのか。まるで企業の一員になったかのように、リアルに広報・広告戦略を練っていきました。このとき感じたコミュニケーションで社会を動かす面白さは、いまも胸に刻まれています。
コミュニケーションのゼミで最も印象に残っているのは、とある日用品メーカーに、商品のキャンペーンプランを提案したことです。商品と顧客の接点を生み出し、リアル店舗での実売につなげていくことが、私たちに課されたミッションでした。チームメンバーで課題を整理し、ターゲットを分析することからスタート。SNSを重視したプロモーションを展開するのか、それともテレビCMに注力すべきなのか。まるで企業の一員になったかのように、リアルに広報・広告戦略を練っていきました。このとき感じたコミュニケーションで社会を動かす面白さは、いまも胸に刻まれています。
坂入康太 さん(国際経営学科 3年/桃山学院高等学校 出身)
メディアが人々に与える影響を理解し、その可能性を追求する
ゼミではコミュニケーションの一形態である「メディア」について、どのように社会に影響を与えているか研究しています。グループワークでは、実際にAdobeソフトを使って動画を作成しました。その動画に、グループメンバー一人ひとりが音楽や効果を加えていきます。まったく同じ動画でも曲によって伝わり方が変わることを学びました。また写真の三分割法(rule of thirds)では、被写体をどこに置くかによって伝わり方がまったく変わることも理解しました。それだけメディアが人々に与える影響は大きい。言い換えればそれだけ可能性も大きいと感じます。
ゼミではコミュニケーションの一形態である「メディア」について、どのように社会に影響を与えているか研究しています。グループワークでは、実際にAdobeソフトを使って動画を作成しました。その動画に、グループメンバー一人ひとりが音楽や効果を加えていきます。まったく同じ動画でも曲によって伝わり方が変わることを学びました。また写真の三分割法(rule of thirds)では、被写体をどこに置くかによって伝わり方がまったく変わることも理解しました。それだけメディアが人々に与える影響は大きい。言い換えればそれだけ可能性も大きいと感じます。
※本記事は「2022年度発行の経営学部 学部案内」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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