自分らしさを武器に、全員でリーダーシップを育む——経営学科コアカリキュラムBLPとは?

BLP主査 舘野 泰一准教授、経営学科3年次  辻 杏奈さん【BLP主査と学生スタッフの対談】

2026/06/30

立教経営の学び

OVERVIEW

グループワークで取り組むプロジェクト型プログラムを特徴とするBLP。学生にとって、そこにはどのような学びがあるのか。
BLP主査の舘野泰一准教授と、経営学科3年次の辻杏奈さんが語ります。

BLPは失敗が認められ本気がカッコいいとされる環境

舘野泰一准教授(左)と、辻杏奈さん(右)

—— BLPの特徴を教えてください。

舘野准教授(以下、舘野):BLPは「自分らしさを生かした全員発揮のリーダーシップ」を学ぶプログラムです。リーダーシップを一部の役職者だけのものにせず、誰もが発揮できるものとして捉え、授業ではグループワークを通じて課題解決に取り組みながら、自分らしさを生かして組織に貢献していく過程を体験してもらいます。

—— 辻さんは、なぜ立教大学の経営学部を選んだのですか?

辻さん(以下、辻):もともとマーケティングを学びたくて経営学部のある大学を探していましたが、立教大学のパンフレットでBLPを知って「これを受けるためにこの大学に行きたい」と思ったのが決め手でした。特に惹かれたのはグループワーク型の授業形態です。一方通行ではなく、グループで動きながら学べるところに魅力を感じました。

—— 実際に授業を体験したときの印象は?

:熱量に圧倒されました。「こんなに自分をさらけ出して本気になっていい場所があるんだ」と驚いたし、すごく嬉しかったです。

—— BLPならではの文化は何だと思いますか。

舘野:「本気がかっこいい」という考え方ですね。BLPでは、学生は受講生にとどまらず、運営に携わったり、下級生の学習を支援したり、授業の改善提案をしたりと、主体的に関わる機会があります。そうして見つけた役割の中で、それぞれが自分らしいリーダーシップを育んでいく。一見ハードルが高そうに見えるかもしれませんが、失敗が認められ、挑戦する人がかっこいい。そんな風土があるからこそ、学生たちは自然と手を挙げていけます。

:先生方も、学生たちが失敗しても、最後は破綻しないように縁の下からしっかりサポートしてくれています。

相互フィードバックを通じた自己認識の向上と課題の克服

—— BLPを通じて、学生はどんなふうに成長していきますか。

舘野:一番大きいのは、「自己認識」が高まることです。リーダーシップには、自分が周囲にどんな影響を与えているかの理解が欠かせません。そこでBLPでは、学生同士が良い点や改善点を伝え合う「相互フィードバック」を取り入れています。やり取りを通じて、何気ない一言が相手のやる気を奪うこともあれば、背中を押すこともあると実感できる。さらに失敗と成功を重ねるうちに、「このタイミングでこう言うと、こうなる」という“予感”が働くようになり、自分の影響力を的確に捉えられるようになります。

:相互フィードバックは、自分の弱みを見つけ、改善につなげるきっかけになるとも感じています。たとえば1年次のグループワーク授業では、私が一人で多くのタスクを抱え込んでしまい、結果としてチームがうまく回らなくなる失敗を経験しました。メンバーから「もっと人を頼ってほしい」とフィードバックを受け、最初は落ち込みましたが、その言葉を通じて他者に頼る重要性に気づけたのです。そこから自分の課題や、チームの中で発揮できるバリューを見つめ直し、成長するきっかけになりました。

舘野:こうやって、社会に出る前に「安全」にトライ&エラーを重ねられる環境は、学生たちにはとても価値のあるものだと思います。

—— 最後に、BLPを通じて、どんなリーダーを育てていきたいですか。

舘野:リーダーシップの問題を誰かのせいにしない人です。組織がうまくいかないときに犯人探しをするのではなく、「みんなの問題」として捉えられる人が増えると世の中はもっと良くなります。BLPは、そういった全員発揮型のリーダーシップの土台を安心して育むことができる場でありたいと思っています。
舘野 泰一准教授
人材開発をテーマに、リーダーシップ教育の実践・効果検証に関する研究を行っている。企業でのリーダーシップ教育に加え、教育機関(中高大)における実践・研究に注力している。
辻 杏奈さん
2023年に立教大学経営学部に入学。
BLPでは学生スタッフを務め、ウェルカムキャンプの企画・運営にも3年間継続して関わるなど、BLPの中核的活動に従事。
※本記事は「2026年度発行の経営学部 学部案内」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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