リーダーシップを養うためのインタラクティブな学び。
——経営学科コアカリキュラムBLPとは?

BLP主査 舘野 泰一 准教授【インタビュー】

2025/06/30

教員

OVERVIEW

経営学部のコアカリキュラムであるBLPを通して学ぶリーダーシップとは?
BLP主査を務める舘野泰一准教授の話から、BLPが生み出す熱狂の一端を掴む。

リーダーシップを1年次から実践的に養う。

—— そもそも先生は、どうして経営学を志されたのでしょうか?

僕は最初から経営学を志していたわけじゃないんです。高校生の頃は、友達の悩み相談に乗ることが好きで、その経験から人の心理や成長について興味を持ちました。進学する大学は、自分の学びたい学問で決めようと思っていたので、心理学や教育学について学べるところへ進学しました。
—— そうだったんですね!そこからどうして、経営学を学ぶようになったんですか?

そもそも僕の興味は、人の学びや成長にありました。それを突き詰めて考えると、学びや成長は「学校」に限られるものではありません。人生は社会に出てからの方がずっと長い。大人になってから人はどのように成長するのか、成長する組織とはどのようなものかを探究していたら、経営学へと辿り着いていました。

—— 立教に着任されたのは2014年だと伺っていますが第一印象はいかがでしたか?

何よりも驚いたのがBLPです。私は当時から「人が成長する学習環境」について研究していたのですが、こんなに生き生きと学生が学んでいる現場は見たことがありませんでした。1年生380人という大規模な授業であるにも関わらず、リアルな企業課題をもとにインタラクティブに学ぶ様子に感動しました。それと同時に、自分が関わることでさらにプログラムを進化させられるかもしれないとワクワクしました。

何より学ぶべきは自分自身を経営する力。

—— 先生の考えるリーダーシップについて、もう少し詳しく教えてください。

リーダーシップとは「職場やチームの目標を達成するために他のメンバーに及ぼす影響力」です。つまり、一部の経営者や役職についている人だけでなく、誰もが各々のポジションで発揮することができます。リーダーシップを高めるためには、自分自身の影響力を理解することが重要です。そのためには、他者から自分がどう見えるかというフィードバックが欠かせません。たとえばBLPでは企業から提示された課題に、グループワークで取り組むのですが、必ずお互いの行動にフィードバックする機会があります。「ここがあなたの良いところ」「ここは改善してほしい」というやりとりをすることで、少しずつ自分がどのような影響力を発揮しているかを理解できます。
—— まさに人と人の関係性のなかで、リーダーシップが磨かれていくんですね。

そうですね。リーダーシップを高めるためには「自己理解」が必要なのですが、「自分がどのような人なのか」は一人ではなく、他者とともに深めることが重要です。BLPでは、お互いが本気で関わり合いながら、リーダーシップを高められる環境を準備しています。立教大学経営学部には「本気で学ぶ人をバカにしない文化」が根付いてるので、きっとあなたも気づいたら熱中しているでしょう。大学は、入ることがゴールではなく、入ってからがスタートです。

BLPで一緒に素敵な大学生活をスタートさせましょう。

BLPは学生と教員が一緒につくりあげるプログラム。

BLPの運営を支える学生スタッフ。事務的な補助作業にとどまらず、教員と一緒にカリキュラムの企画・実施・振り返り・改善まで、教育上重要な役割を主体的に担っています。受講生だけでなく、学生スタッフも日々リーダーシップを実践的に学んでいます。

プロフィール

PROFILE

舘野 泰一 准教授

人材開発をテーマに、リーダーシップ教育の実践・効果検証に関する研究を行っている。企業でのリーダーシップ教育に加え、教育機関(中高大)における実践・研究に注力している。



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