2024/10/16 (WED)

経営学部の山﨑翔大さん、「全日本学生テコンドー選手権大会」男子74kg級で優勝!

OBJECTIVE.

9月15日に開催された「第18回全日本学生テコンドー選手権大会」男子74kg級において、山﨑翔大さん(経営学科1年)が見事1位を獲得しました!
立教大学に体育会テコンドー部はなく、道場に通って出場された山﨑さん。長野県安曇野市で3歳からテコンドーを始め、めきめきと頭角を現しました。そして新たな活躍の場を求めて東京の高校に入学。中3、高1ではジュニア世代の強化指定選手に選ばれ、高校時代には「全日本ジュニアテコンドー選手権大会」男子68kg級で優勝3連覇を果たすという快挙を成し遂げました。
目を見張る活躍を続ける山﨑さんにテコンドーへの想い、今後の目標などについてお話を伺いました。

気づけばテコンドーとともに

野球選手にしたかった父が、体作りのために3歳からテコンドーを習わせてくれました。しかし、ルールのある中で蹴りを入れるのが気持ちよく(笑)、その魅力にはまって今に至ります。中学まで長野で育ちましたが、師範の勧めにより、競技人口の多い東京で自分の力を上回る選手と戦える環境に身を置くため東京の高校への進学を決めました。

現在は、道場で週4回練習し、体を鍛えるためにジムにも通っています。1回2時間という短時間集中型練習で、ミット蹴り、スパーリング、師範が考えたメニューなどの練習に励んでいます。体作りのため栄養面にも気をつけており、自炊やアルバイト先の賄いでたんぱく質や野菜の摂取を心がけています。親元を早く離れたせいか、精神面でも成長できているのかなと思います。

記憶に残る一戦

今大会で最も苦しかった場面は第1試合目です。1-7の劣勢で、残り6秒の大ピンチ。相手が距離を詰めてきた瞬間を見逃さず、大技である「ティフリギ(回転しながら相手の頭を蹴る後ろ回し蹴り)」が決まりました。この技は多用するものではなくタイミングが大事で、ここぞという場面で使います。5点追加後、相手が倒れ7-7の同点に。回転技の多さと反則の少なさが功を奏して勝利。残り6秒の大逆転劇でした。残り時間がわずかであっても「絶対に諦めない」心と「絶対に勝つ」という強い意識を持ち続けたことが優勝できた要因だと考えます。これは単なる気合いではなく、日々の練習の積み重ねに裏打ちされた自信によるものです。

勉強もテコンドーも全力で

中学、高校時代とも比較的勉強とのバランスの取れた生活を送ってきたと思います。練習でくたくたに疲れて勉強時間が取れないということもなく、電車内で単語を覚えたり、教科書を読んだりと隙間時間を活用してきました。また、授業も割としっかり聞く方でした。大学の授業では、リーダーシップについて学んでいます。春学期に履修したBL0ではチームを引っ張っていく役割でした。試合でも自分が一番頑張るという強い気持ちでチームを引っ張ってきたので、テコンドーでの経験がリーダーシップの理解に役立ちました。また、食の安全性や適切な食生活を学ぶ科目は体作りに役立っています。練習をきついと感じたことはなく、練習後はむしろ爽快感さえ感じているため、上手く時間管理ができているのかなと思います。

さらなる高みを目指して

直近の目標は、12月に開催される「全日本選手権」で優勝することです。優勝すれば強化指定選手に選ばれ、全日本強化合宿に参加することができます。その先の大きな夢は、日本代表になって世界と戦える選手になることです。ロサンゼルスオリンピック2028に出場して、メダルを手にしたいです。世界のテコンドー競技人口は増えていますが日本ではまだまだです。日本でテコンドーの認知度を上げ、その魅力を広めて競技人口を増やすこと。そのためには自分が活躍し、メダリストになることが一番の近道だと思っています。
家族、友だち、道場の師範の応援や支えのおかげで今の自分があります。口下手なので普段なかなか感謝の言葉を伝えられないのですが、さらに練習に励んで結果を残すことで必ず恩返しをしたいです。

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