立教大学

今年の連携企業、サントリーホールディングス株式会社様に対して課題解決提案のプレゼンをします。今回はいよいよ授業の集大成。当日までどの班が選ばれているかわからない緊張の中で、全部の班が本選に出場していることを想定して1週間気を緩めることなくプランに向き合ってきました。
課題は『”豊かな生活文化を創造”するサントリーの新規事業アイディアを創出せよ！』です。
予選①予選②と、教員によるビデオ審査を経て、上位6班に選ばれたチームが発表を行いました。
どの班もメンバー内で役割分担をし、連携して分かりやすく伝える工夫がされており、ハキハキと発表していました。

・小松先生クラス1班…質の良い睡眠から心地よい目覚めまでをサポートできる商品を提供するプラン
・村嶋先生クラス3班…一人暮らしの学生が日記を付けることで、その内容からAIがオリジナルな花束を作成し、家族に日記と花束が届くサブスクプラン
・細田先生クラス1班…社会人が気軽に仮眠を取りパフォーマンスアップできることをサポートするプラン
・長田先生クラス3班…写真をもとに故人をアバター作成することで、懐かしい人を思い出したり、一緒に晩酌したりする機会を提供するプラン
・長田先生クラス4班…廃棄予定のアルコールを発電エネルギーに変換し、気軽に環境保護に貢献できる生活文化を創造するプラン
・谷口先生クラス3班…ヘンプを利用し環境保護と薬物依存者の脱依存をサポートする商品を提供するプラン

クライアント賞：小松先生クラス1班
元山賞：長田先生クラス4班
学生賞：小松先生クラス1班

6チームとも素晴らしかったです。本日は11名のサントリー社員と侃々諤々の協議の末クライアント賞を決定しました。クライアント賞については、「睡眠」だけでなく「夢」に発想を飛ばした点が面白かったです。また、実現可能性もしっかりと感じました。
今回プレゼンをしてくれた班は、本社プレゼンで副社長の前で発表していただきます。「やってみろ」と言ってもらえればアイディアが採用される可能性もありますので頑張ってください。
事業プランを評価するのは非常に難しいものですので、他の班の人たちも結果に一喜一憂するというよりは、ほぼはじめましての人たちと3か月でプランを作り上げたという点に自信を持ってほしいです。
ウェルカムキャンプの時もお話しましたが、この経験は社会人から見てもうらやましいもので確実に皆さんの財産になります。本当にお疲れ様でした。

全てのグループの皆さんが今日プレゼンする気持ちで来てくれたと思いますし、学生スタッフの皆さんも全力で準備してくれました。ありがとうございました。
6班ともプランがすごく面白くあっという間に終わってしまいました。質疑応答でしっかり返答できる納得度もありました。「こういう未来になったら良いな」と今後を想像できるものだったことも素晴らしいです。
今回発表したのは6班ですが、他のチームと大差があったわけではありません。ぜひ、4月にウェルカムキャンプに来た時の自分を思い出してみてください。その時と比べてどんな部分が成長しているでしょうか。確実に全員が成長しています。その部分を大きな自信にしてほしいです。大学の学びが高校と違う点は、点数で成長の幅が分からない点です。振り返り、自分で認められることが大切です。例え予選で5位だったとしても成長できていないわけではありません。その成長を自分で語れるようになることが大切です。そのために残りの授業があります。自分の成長ストーリーをじっくり考えてみてください。きっと新しい目標やモチベーションが生まれるはずです。

（記事：BLP事務局　南はるか、撮影：BL0学生スタッフ）