立教大学

Advanced Business Project（ABP) は 3・4年次生を対象に開講される産学連携によるプロジェクト型授業で、企業が抱えているビジネス上の課題を、経営学部生と留学生が協働で調査、議論し、解決策を提案する実践型の上級科目です。

9月からスタートしたABPの集大成の場として、受講生によるビジネス提案プレゼンテーションが12月16日にオンラインで行われました。 受講生たちは、3カ月かけて磨き上げたビジネスアイディアを、プロジェクト・クライアントであるLVMHフレグランスブランズ株式会社の金山　桃氏（代表取締役社長）およびスタッフの皆様に対して、英語で披露しました。 受講生を代表して、国際経営学科4年次生（履修時3年次生）の土田 妃愛乃さんにこの科目を履修した動機やプロジェクトの難しさなどについて報告してもらいました。

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私は将来ラグジュアリー業界でキャリアを積みたいと考えており、右脳左脳を使った提案力と他国籍チームで課題に取り組む力を養うために、ABPに参加しました。さらに、LVMH Fragrance Brandsをクライアントとしてお迎えすると聞き、LVMHグループでのインターンシップや香水店でのアルバイトで培った経験をビジネスプランに還元できるのではと感じ、すぐに応募しました。
プロジェクトで一番難しいと感じたことは、グループワークの進め方です。自分が効率的だと思っていたことが、留学生にとっては違うなど、育った背景や教育環境によって、グループワークの進め方が全く異なるということを身に染みて感じました。しかし授業の中で、リサーチの進め方に留まらず、メンバーそれぞれのcommon senseが異なる中で効果的に進めるにはどうすれば良いか、といったレクチャーもあったため、すぐに困難を乗り越えることができました。
このプロジェクトで1番の学びとなったことは、ラグジュアリー業界において、ブランドの歴史や伝統を継承するという視点を忘れてはならないという点です。斬新なアイディアを考案できるよう、常に”think outside the box”を意識してグループワークを進めていましたが、この業界ではブランドのDNAを大きな軸とすることを忘れてはならないと、LVMH Fragrance Brands様からのフィードバックで気づくことができました。新しさと伝統を上手くコラボレーションする大切さを学ぶことができました。
ABPは、BBL科目を通して得たスキルをよりリアルな環境でアウトプットできるプロジェクト型授業です。課題に真剣に向き合うことで得られる経験は自信になると心から感じたので、もし履修を迷っている方はぜひ受講してみてください！

【国際経営学科4年次生（履修時3年次生）　土田 妃愛乃さん（名古屋市立名東高等学校卒）】

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