受講生とともに成長し、新たな自分を発見

学生と先生の対談

2021/07/01

学生スタッフの活躍

OVERVIEW

舘野 泰一 先生と安宅 勇輝 さん(経営学科3年)と奥野 未侑 さん(国際経営学科3年)が対談しました。

舘野 泰一 先生

舘野 泰一 先生(以下:舘野先生)
安宅さんはSAとして、奥野さんはCAとして授業運営を支えてくれました。本当にお疲れさま。決して易しい役割ではなかったと思うけれど、二人はどうしてチャレンジしようと思ったのですか。

安宅 勇輝 さん(以下:安宅さん)
一年次にリーダーシップ入門(BL0)を受講し、何事も諦めず努力し続けるという自分の強みを発見できました。しかし、本当に立教経営型のリーダーシップを体得できたのか、自信をもてないでいる側面もありました。だから、SAになってリーダーシップを実践し、真に自分のモノにしたいと思ったんです。それから、年齢がわずかしか離れていないのに20人もの後輩学生をリードする先輩SAが、本当にすごいなって。単純に憧れましたね。

奥野 未侑 さん(以下:奥野さん)
同感です。忙しいSAの仕事ですが、その多忙さえも楽しんでいる先輩SAの姿勢には、大きな感銘を受けました。クラスの雰囲気が良くなるか悪くなるか、学生スタッフが担う役割は大きいと思います。そうした責任を意識しながら主体的に取り組むことが、自分の成長にも繋がるだろうと考えました。

舘野先生
奥野さんは600人もの参加者がいるオンラインイベントの運営を見事にこなしてくれました。教員でさえ暗中模索していた中、臆せず取り組み、乗り越えてくれましたね。その安定感、強靭な精神力には脱帽です。

左:安宅 勇輝 さん(経営学科3年/立教池袋高等学校 出身)、右:奥野 未侑 さん(国際経営学科3年/旭川藤女子高等学校 出身)

奥野さん
ありがとうございます。私たちも戸惑いましたが、何より不安なのは入学したばかりの受講生たち。オンライン環境で互いの距離感も把握しにくい中、私たちが強くリードして交流の機会を設けるべきか、それとも受講生の自主性を尊重して見守ったほうがよいのか、つねに試行錯誤の連続でした。

舘野先生
初対面の人たちが出会うとき、その緊張をときほぐすことをアイスブレイクといいます。その企画づくりは、安宅さんが中心になって取り組んでくれました。オンラインという不慣れな環境でしたが、どんなことを意識していたんですか。

安宅さん
どうすれば受講生にのめり込んでもらえるか、その一言に尽きます。私たちが手がけたコンテンツは「チームで協力して謎解きに挑んでもらう」というものでしたが、受講生同士、スムーズに親睦を深められるよう何度もシミュレーションを重ね、細部までこだわってつくり込みました。昨年度のSAにもたくさんのアドバイスを頂き、立教経営みんなで形にしていったという気持ちです。

舘野先生
安宅さんはもともとチームをリードしていくことは得意でしたが、SAを経験したことで、他者の成長をサポートする献身性まで修得した印象です。本当に二人とも大きな成長を見せてくれました。二人に限らず、学生スタッフの皆さんは、コミュニケーションの主軸がオンラインに移行する過渡期で、どうすれば受講生の学びが最大化できるか、Howの思考で立ち向かってくれた姿勢がすばらしいと思いましたね。人にものを教えるとなったとき、モチベーションや成長のステージが一段上がります。皆さんがそうしたステージに挑戦する姿は、受講生たちにとっても学びのモチベーションになったことでしょう。立教経営のリーダーシップとはこれだ!と身をもって示してくれました。

奥野さん
憧れた先輩像に私も近づけたとすれば、とてもうれしいです。学生スタッフのメンバーはもちろんのこと、先生方や先輩・後輩、このチャレンジを通してさまざまな繋がりが生まれました。こうした絆は大きな財産として未来に活きると思います。単純な憧れでチャレンジしたSA・CAですが、変わる自分、変わる世界を実感できたことは大きな収穫です。とにかく行動に移してみることが重要ですね。

安宅さん
学生スタッフ制度は年々進化しています。去年よりもリーチする企画を、去年よりも充実したサポートを。そのようにして、つねに工夫を重ねているからです。だから、後輩たちには、さらにSA・CAをアップデートしてほしいと思います。もちろん私たちも協力を惜しみません。

舘野先生
二人とも、ありがとうございました。これからも一緒に立教経営を盛り上げていきましょう。

※本記事は「2021年度発行の経営学部 学部案内」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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