2026/06/01 (MON)
経営学部の林 宗馬さんが世界獅子舞大会に出場しました!
OBJECTIVE.
世界獅子舞大会が2026年4月5日、日本で初開催され、世界8つの国と地域の代表チームがスポーツ競技である中華獅子舞を競い合いました。「ポール部門」の日本代表チームの太鼓担当として出場したのは、立教大学経営学部国際経営学科1年生の林 宗馬さん。日本チームは見事3位に輝きました!地元横浜で開催された世界大会に対する意気込みや仲間への想い、そして今後の挑戦についてお話を伺いました。
獅子の表情を際立たせる太鼓の役割
中華獅子舞に初めて触れたのは3歳のとき、保育園の授業がきっかけです。私が通った台湾系華僑学校の横浜中華学院では、保育園から高校まで授業の一環として獅子舞や龍舞を学ぶ機会がありました。伝統もあり、アクロバティックなスポーツ要素も併せ持つ中華獅子舞の面白さに惹かれ、中学2年生のときに校友会の練習に参加し始めました。
ポール部門のチームは、2名1組で獅子を演じる「舞い手」と、太鼓・ドラ・シンバル3種からなる「楽器隊」の計8名で構成されます。舞い手が楽器担当を決めるのが通例で、今回は私が太鼓役に選ばれました。
競技では、楽器のリズムに合わせて獅子が33本の鉄柱を跳躍し、物語を表現します。太鼓には獅子の表情を際立たせる役割があり、舞い手の個性にも合わせる必要があるので、野球でいうとピッチャーとキャッチャーのような関係性でしょうか。獅子が怖がっている場面では音を小さくし、「よし、行くぞ!」と歩を進める場面ではドーンと大きく打ち鳴らす。獅子の
動きを見ながら、ストーリー展開に合わせて音の強弱やリズムの組み合わ
せで音を作る作業がとても重要になります。
ポール部門のチームは、2名1組で獅子を演じる「舞い手」と、太鼓・ドラ・シンバル3種からなる「楽器隊」の計8名で構成されます。舞い手が楽器担当を決めるのが通例で、今回は私が太鼓役に選ばれました。
競技では、楽器のリズムに合わせて獅子が33本の鉄柱を跳躍し、物語を表現します。太鼓には獅子の表情を際立たせる役割があり、舞い手の個性にも合わせる必要があるので、野球でいうとピッチャーとキャッチャーのような関係性でしょうか。獅子が怖がっている場面では音を小さくし、「よし、行くぞ!」と歩を進める場面ではドーンと大きく打ち鳴らす。獅子の
動きを見ながら、ストーリー展開に合わせて音の強弱やリズムの組み合わ
せで音を作る作業がとても重要になります。
ハードな練習と信頼を築くコミュニケーション
大会前は週6日、社会人の先輩方に合わせて夜8時から11時頃まで練習する生活でした。とても大変でしたが、全員が集まって動きと音を合わせる機会は非常に貴重であるためとにかく必死に頑張りました。わずかな音のズレでクオリティも下がり、採点にも影響するので、自宅でもクッションを太鼓代わりにひたすら叩いていました。始めた当初は腱鞘炎や筋肉痛に悩まされることもありました。
舞い手の動きや他の楽器隊と息を合わせる秘訣は、質の高いコミュニケーションです。太鼓担当のみ獅子の動きを注視しながら音を合わせるため、他の楽器とのズレにも敏感に気づくことができます。メンバーの疲れ具合やその日の感情によって、いつもと違う変化に気づけるほどの関係性を築いています。互いに気を遣い過ぎてもだめだし、率直に意見を言い合える風通しの良い雰囲気を作ることが一番の秘訣だと思います。
舞い手の動きや他の楽器隊と息を合わせる秘訣は、質の高いコミュニケーションです。太鼓担当のみ獅子の動きを注視しながら音を合わせるため、他の楽器とのズレにも敏感に気づくことができます。メンバーの疲れ具合やその日の感情によって、いつもと違う変化に気づけるほどの関係性を築いています。互いに気を遣い過ぎてもだめだし、率直に意見を言い合える風通しの良い雰囲気を作ることが一番の秘訣だと思います。
受験の壁を乗り越えた精神力と家族の支え
最も大変だったのは、伝統文化活動と受験との両立でした。高校3年生のときには、学校行事の総隊長として後輩の指導や自分の練習に加えて、受験勉強にも取り組まなければなりませんでした。睡眠時間も十分に取れず、くじけそうになることもありましたが、「やらなかった後悔をしたくない」「チャレンジしたい」という気力で乗り切りました。土日に体調を崩しても気合で立て直し、月曜日には元気に登校していました(笑)。台湾留学での一人暮らし経験が精神的な強さを作ったのだと確信します。
家族のサポートは大きかったです。練習が忙しい時期、母は1日4食分の食事やおにぎりを準備して、夜遅い練習の帰りをいつも待っていてくれました。また、立教大学の卒業生という立場から経営学部の魅力を教えてくれるなど、受験面でもさまざまなアドバイスをくれました。そのことが、立教大学に進む大きなきっかけとなりました。親の理解と支えがあったからこそ乗り越えられたと大感謝しています。
家族のサポートは大きかったです。練習が忙しい時期、母は1日4食分の食事やおにぎりを準備して、夜遅い練習の帰りをいつも待っていてくれました。また、立教大学の卒業生という立場から経営学部の魅力を教えてくれるなど、受験面でもさまざまなアドバイスをくれました。そのことが、立教大学に進む大きなきっかけとなりました。親の理解と支えがあったからこそ乗り越えられたと大感謝しています。
大会当日の熱気とプレッシャー
初めての国内開催ということもあり、熱心に応援してくれる方が多くて、気分がとても高揚しました。一方で、次第に責任の重さを感じ始め緊張モードに入りました。しかし、「これだけ練習したんだから絶対にできる」と自分とチームを信じて本番に臨みました。競技に入った瞬間から、観客席の景色が徐々にぼやけ始め、獅子だけを見ている集中状態、いわゆる「ゾーン」に入ることができたのは大きな経験でした。
他チームの競技は、国や地域の特色が物語や楽器の音に反映されており、面白いスポーツだなと実感しました。例えば、インドネシアチームの冒頭で披露された雲鑼(中国の伝統的な楽器)の音色は民族的な雰囲気が印象的でした。私たち日本チームは、日本の祭りの雰囲気を感じさせる音を作ったり、獅子が奮闘する場面に和太鼓のような音を取り入れたりと日本らしさを演出しました。
世界大会を経験するたびに、常に向上心を持つ重要性を痛感します。世界に目を向けると強いチームが多数あり、まだまだ自分たちが成長できることに気づかされるからです。日本にはチーム数が少ないので、慢心せず、井の中の蛙にならぬよう心がけようと思います。海外には大会開催数が多い国もあり、経験値の大きな差をひしひしと感じるからこそ、より高いレベルを目指したいです。
他チームの競技は、国や地域の特色が物語や楽器の音に反映されており、面白いスポーツだなと実感しました。例えば、インドネシアチームの冒頭で披露された雲鑼(中国の伝統的な楽器)の音色は民族的な雰囲気が印象的でした。私たち日本チームは、日本の祭りの雰囲気を感じさせる音を作ったり、獅子が奮闘する場面に和太鼓のような音を取り入れたりと日本らしさを演出しました。
世界大会を経験するたびに、常に向上心を持つ重要性を痛感します。世界に目を向けると強いチームが多数あり、まだまだ自分たちが成長できることに気づかされるからです。日本にはチーム数が少ないので、慢心せず、井の中の蛙にならぬよう心がけようと思います。海外には大会開催数が多い国もあり、経験値の大きな差をひしひしと感じるからこそ、より高いレベルを目指したいです。
伝統を次世代へ
中華獅子舞は興味深い競技だと思います。伝統文化がスポーツ競技になる例は珍しいですよね。同世代の人々に、エンターテイメントとスポーツを体現した新しい競技の魅力を知って欲しいと思います。もともと福を呼ぶために披露されるエンターテイメント要素のある獅子舞が、スポーツと掛け合わさった面で面白さを感じます。正解がないからこそ、今後も変化していく面白さ、新しい分野で成長する可能性を秘めていると思います。
私にとって獅子舞は何よりも夢中になれる存在です。幼い頃からアニメやゲームをするより獅子舞に夢中で、憧れていた先輩たちの格好いい姿が今、自分の現実となりました。現在は子ども向けワークショップなどの活動も行っているので、今後も異文化交流を楽しみながら、各チームの特色が色濃く表れるこのスポーツの魅力を多くの人に広めていきたいです。
今後の目標は、太鼓の腕を磨きながら舞い手としての技術も高め、演者として中華獅子舞の魅力を日本中に届けていくことです。今年1年間は、学業に専念するため活動を一時休止しますが、2027年8月にマレーシアで開催される大会では機会があれば再び太鼓を担当したいです。来年は勉強と練習を両立させて、次こそは世界1位を獲りたいと思います。
私にとって獅子舞は何よりも夢中になれる存在です。幼い頃からアニメやゲームをするより獅子舞に夢中で、憧れていた先輩たちの格好いい姿が今、自分の現実となりました。現在は子ども向けワークショップなどの活動も行っているので、今後も異文化交流を楽しみながら、各チームの特色が色濃く表れるこのスポーツの魅力を多くの人に広めていきたいです。
今後の目標は、太鼓の腕を磨きながら舞い手としての技術も高め、演者として中華獅子舞の魅力を日本中に届けていくことです。今年1年間は、学業に専念するため活動を一時休止しますが、2027年8月にマレーシアで開催される大会では機会があれば再び太鼓を担当したいです。来年は勉強と練習を両立させて、次こそは世界1位を獲りたいと思います。