2023/09/25 (MON)
立教BLPカンファレンス2023 実施報告
OBJECTIVE.
2023年9月15日(金)、立教BLPカンファレンス2023を立教大学池袋キャンパスにおいて公開講演会「立教BLPカンファレンス2023 企業と大学による『大学生が本気になる環境づくり』とは?:コロナ前に戻りつつある大学での『学びの場のデザイン』」を対面形式で開催いたしました。当日は金曜日夜に対面での実施にも関わらず、約50人の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、改めて御礼申し上げます。当日の様子をご報告いたします。
当日の流れ
・イントロダクション 本日の目的・進め方など
・BLPとは? BLPとは?
・今回のメインテーマ
ー各企業の事例についてプレゼンテーション
ー学生スタッフによるプレゼンテーション
・質問・コメントをもとにフリーディスカッション
ー会場からでた質問・コメントなどをもとに授業の詳細について検討
・BLPとは? BLPとは?
・今回のメインテーマ
ー各企業の事例についてプレゼンテーション
ー学生スタッフによるプレゼンテーション
・質問・コメントをもとにフリーディスカッション
ー会場からでた質問・コメントなどをもとに授業の詳細について検討
当日の様子

冒頭、BLP主査の舘野准教授よりご挨拶とBLPの概要、近年の取り組みについて説明がありました。
以下、内容抜粋
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舘野:
BLP(Business Leadership Program)は2006年に創設された立教大学経営学部のコアカリキュラムで、産学連携の実践的なプロジェクトを通してリーダーシップについて学ぶ授業です。近年はメディアに取り上げられることが増え、入学理由に「BLPがあるから」と答える新入生は非常に多いです。起業し、活躍している卒業生もおり、嬉しく思います。
BLPは、リーダーシップ入門(BL0)・BL0より複雑なプロジェクト課題に挑むBL2・他学部も受講可能なBL4という経験学習型リーダーシップ教育を行う授業と、リーダーシップと論理思考について学ぶBL1・リーダーシップや論理思考、セルフアウェアネス(自己認識)についてより知識を深めるBL3という、知識・スキル型リーダーシップ教育を行う授業で構成されています。年次に合わせ、段階的に取り組むプロジェクト課題の難易度が上がったり、より高度な理論を学びスキルアップを測れる仕組みです。学生スタッフ制度があり、上級学年が教員とともに授業を進行・運営したり、イベントの企画・実施を行います。近年はコーチングにより受講生支援を行うメンターも加わり、BLPに関わる学生スタッフが増加しました。受講生だけでなく運営チームもそれぞれがリーダーシップを発揮し、より良い環境づくりにつながっています。
春学期にはリーダーシップ入門(BL0)の授業があり、4年ぶりに宿泊を伴ったウェルカムキャンプを行うことができました。恒例のダンスや、今年の連携企業様の発表、グループワーク、プレゼンを行い、非常に充実した2日間となりました。また、「フル対面」で授業を行いながら、授業外での連携企業様とのイベントをリモート開催するなど、コロナ禍後ならではの、対面とオンラインの良さを融合させた授業運営方法が可能になり、非常に活発な場を実現することができました。
受講生に対して実施した授業評価では、学生スタッフへの評価が非常に高く、授業内容に対しても過去最高の評価でした。宿泊イベントを行ったり、対面授業であったりすることで、コロナ禍よりも「対話」の時間が増え、学生スタッフ・受講生双方がやる気になる環境づくりにつながったと考えています。
今後の課題は、学生がプロジェクトを通じて出したアイディアについて、どのように実現可能性を上げていくか、「対面」×「オンライン」の環境をどのように有効活用するか、の2点です。このような課題にフォーカスし、より良い授業運営を行っていきたいです。
以下、内容抜粋
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舘野:
BLP(Business Leadership Program)は2006年に創設された立教大学経営学部のコアカリキュラムで、産学連携の実践的なプロジェクトを通してリーダーシップについて学ぶ授業です。近年はメディアに取り上げられることが増え、入学理由に「BLPがあるから」と答える新入生は非常に多いです。起業し、活躍している卒業生もおり、嬉しく思います。
BLPは、リーダーシップ入門(BL0)・BL0より複雑なプロジェクト課題に挑むBL2・他学部も受講可能なBL4という経験学習型リーダーシップ教育を行う授業と、リーダーシップと論理思考について学ぶBL1・リーダーシップや論理思考、セルフアウェアネス(自己認識)についてより知識を深めるBL3という、知識・スキル型リーダーシップ教育を行う授業で構成されています。年次に合わせ、段階的に取り組むプロジェクト課題の難易度が上がったり、より高度な理論を学びスキルアップを測れる仕組みです。学生スタッフ制度があり、上級学年が教員とともに授業を進行・運営したり、イベントの企画・実施を行います。近年はコーチングにより受講生支援を行うメンターも加わり、BLPに関わる学生スタッフが増加しました。受講生だけでなく運営チームもそれぞれがリーダーシップを発揮し、より良い環境づくりにつながっています。
春学期にはリーダーシップ入門(BL0)の授業があり、4年ぶりに宿泊を伴ったウェルカムキャンプを行うことができました。恒例のダンスや、今年の連携企業様の発表、グループワーク、プレゼンを行い、非常に充実した2日間となりました。また、「フル対面」で授業を行いながら、授業外での連携企業様とのイベントをリモート開催するなど、コロナ禍後ならではの、対面とオンラインの良さを融合させた授業運営方法が可能になり、非常に活発な場を実現することができました。
受講生に対して実施した授業評価では、学生スタッフへの評価が非常に高く、授業内容に対しても過去最高の評価でした。宿泊イベントを行ったり、対面授業であったりすることで、コロナ禍よりも「対話」の時間が増え、学生スタッフ・受講生双方がやる気になる環境づくりにつながったと考えています。
今後の課題は、学生がプロジェクトを通じて出したアイディアについて、どのように実現可能性を上げていくか、「対面」×「オンライン」の環境をどのように有効活用するか、の2点です。このような課題にフォーカスし、より良い授業運営を行っていきたいです。
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その後、今年度の連携企業3社のご担当者様(サントリーホールディングス株式会社 杉江様、NTTコミュニケーションズ株式会社 大原様、株式会社サンシャインシティ 小宮山様)より企業視点から大学とコラボレーションした理由、結果、課題、若者が本気になる環境づくりについての考察などをお話をいただきました。
以下、内容抜粋
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杉江様:
リーダーシップ入門(BL0)に参加した理由としては、①立教経営のイベントの参観に行く機会があり、連携することでアカデミック知識の体系化ができると考えたこと②若者視点による新規事業アイディアに関心があったこと③プロジェクトを通じてサントリーファンを獲得することが挙げられます。
ウェルカムキャンプでは「『お互いの距離が一歩縮まる』新たなドリンクを開発せよ!」という課題でグループワーク、発表をしてもらいました。授業期間にはオンラインも活用して1年生と密に接し、いただいた質問にひたすら答え続ける機会を設けました。本社プレゼンでは副社長にも直接プレゼンを聞いてもらいました。
今回は参画し、非常に感銘を受けました。サントリーの社内起業制度にも学びを活かしています。プロジェクトを通じたリーダーシップ開発に関する理解も深まりましたし、学生運営陣が1年生から憧れの存在として写ることで双方のモチベーションが高まる仕組みも、今後の組織作りに活かしていきたいと思っています。学生が提案してくれた新規事業アイディアをどう実現までもっていくのか、得られた知見を具体的にどのように組織に活かすかが今後の課題です。
若者が本気になる環境づくりについては、教育機関は模範解答を示すのではなく自ら考え抜く機会を提供すること、企業側は率先して生き生きと働いてい姿を見せることや意欲のある学生たちに本気で応えることが大切だと感じました。
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大原様:
BL2(2年生向け授業)に参加した理由は、BL2コースリーダーの田中先生と仕事でご一緒したためです。BLPへ関わる狙いとしては、社員のリーダーシップ育成やビジネス創造に関する知識の習得、学生に対する当社認知度の向上、新規事業のアイディアを得ることがありました。
社内で話を持ち出したところ、総勢34名が集まりました。
初回セッションでは、授業のクオリティや学生スタッフの真剣さに驚きました。中間発表で19名の社員が学生の発表を見させていただいたところ、社員側のテンションがあがり、このイベントをきっかけにより熱量をもって関わり始めました。
学生の授業評価アンケート結果を見ると、社員が本気になった中間発表の頃から学生たちのモチベーションもあがったという結果があり、相乗効果が得られたと感じました。
学生が本気になる環境づくりについて、企業の存在意義や解決を目指す社会課題を、学生1人ひとりの志に紐づけ自分事として考えられるようになること、企業・先生・先輩学生スタッフ・学生自身が共に成長できている手ごたえを各々が感じられることが大切だと考えます。授業最後の本選プレゼンに出場できなかった班や、出場できたけれど賞を取れなかった班が泣いているのを見て、学生の本気度が感じられ、感化されました。
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その後、今年度の連携企業3社のご担当者様(サントリーホールディングス株式会社 杉江様、NTTコミュニケーションズ株式会社 大原様、株式会社サンシャインシティ 小宮山様)より企業視点から大学とコラボレーションした理由、結果、課題、若者が本気になる環境づくりについての考察などをお話をいただきました。
以下、内容抜粋
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杉江様:
リーダーシップ入門(BL0)に参加した理由としては、①立教経営のイベントの参観に行く機会があり、連携することでアカデミック知識の体系化ができると考えたこと②若者視点による新規事業アイディアに関心があったこと③プロジェクトを通じてサントリーファンを獲得することが挙げられます。
ウェルカムキャンプでは「『お互いの距離が一歩縮まる』新たなドリンクを開発せよ!」という課題でグループワーク、発表をしてもらいました。授業期間にはオンラインも活用して1年生と密に接し、いただいた質問にひたすら答え続ける機会を設けました。本社プレゼンでは副社長にも直接プレゼンを聞いてもらいました。
今回は参画し、非常に感銘を受けました。サントリーの社内起業制度にも学びを活かしています。プロジェクトを通じたリーダーシップ開発に関する理解も深まりましたし、学生運営陣が1年生から憧れの存在として写ることで双方のモチベーションが高まる仕組みも、今後の組織作りに活かしていきたいと思っています。学生が提案してくれた新規事業アイディアをどう実現までもっていくのか、得られた知見を具体的にどのように組織に活かすかが今後の課題です。
若者が本気になる環境づくりについては、教育機関は模範解答を示すのではなく自ら考え抜く機会を提供すること、企業側は率先して生き生きと働いてい姿を見せることや意欲のある学生たちに本気で応えることが大切だと感じました。
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大原様:
BL2(2年生向け授業)に参加した理由は、BL2コースリーダーの田中先生と仕事でご一緒したためです。BLPへ関わる狙いとしては、社員のリーダーシップ育成やビジネス創造に関する知識の習得、学生に対する当社認知度の向上、新規事業のアイディアを得ることがありました。
社内で話を持ち出したところ、総勢34名が集まりました。
初回セッションでは、授業のクオリティや学生スタッフの真剣さに驚きました。中間発表で19名の社員が学生の発表を見させていただいたところ、社員側のテンションがあがり、このイベントをきっかけにより熱量をもって関わり始めました。
学生の授業評価アンケート結果を見ると、社員が本気になった中間発表の頃から学生たちのモチベーションもあがったという結果があり、相乗効果が得られたと感じました。
学生が本気になる環境づくりについて、企業の存在意義や解決を目指す社会課題を、学生1人ひとりの志に紐づけ自分事として考えられるようになること、企業・先生・先輩学生スタッフ・学生自身が共に成長できている手ごたえを各々が感じられることが大切だと考えます。授業最後の本選プレゼンに出場できなかった班や、出場できたけれど賞を取れなかった班が泣いているのを見て、学生の本気度が感じられ、感化されました。
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小宮山様:
今回2度目のBL4(3・4年生向け授業)に参加した理由は、街の魅力を向上させる取り組みを積極的に行うサンシャインシティとして、立教大学とのコネクションを作りたかった点が大きいです。特に経営学部なら、リーダーシップについてや、新規事業創出についての知識が得られるとともに、Z世代の大学生の価値観をダイレクトに知ることができると考えました。
担当の社員は関わるごとに熱量が増し、毎回の授業に出席するほどでした。
学生が本気になる環境づくりには、先輩学生スタッフからの経験を交えたアドバイスは非常に有効だったと思います。また、ビジネス経験が豊富な先生からの鋭い問いかけ、賞賛も学生の学びを深め、モチベーションを高めるきっかけとなったと感じます。
今後の課題としては、社員が答えを言いすぎないことです。社内でも、後輩から聞かれたことに対してすぐに答えを言う文化ができてしまっていますが、BLPに関わることで自分で考える機会を与えることの重要性を体感しました。
今回2度目のBL4(3・4年生向け授業)に参加した理由は、街の魅力を向上させる取り組みを積極的に行うサンシャインシティとして、立教大学とのコネクションを作りたかった点が大きいです。特に経営学部なら、リーダーシップについてや、新規事業創出についての知識が得られるとともに、Z世代の大学生の価値観をダイレクトに知ることができると考えました。
担当の社員は関わるごとに熱量が増し、毎回の授業に出席するほどでした。
学生が本気になる環境づくりには、先輩学生スタッフからの経験を交えたアドバイスは非常に有効だったと思います。また、ビジネス経験が豊富な先生からの鋭い問いかけ、賞賛も学生の学びを深め、モチベーションを高めるきっかけとなったと感じます。
今後の課題としては、社員が答えを言いすぎないことです。社内でも、後輩から聞かれたことに対してすぐに答えを言う文化ができてしまっていますが、BLPに関わることで自分で考える機会を与えることの重要性を体感しました。
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続いて、実際に学生スタッフを経験した鈴木理子さん(国際経営学科2年)と飯塚亜門さん(経営学科3年)に体験談を話してもらいました。
以下、抜粋
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続いて、実際に学生スタッフを経験した鈴木理子さん(国際経営学科2年)と飯塚亜門さん(経営学科3年)に体験談を話してもらいました。
以下、抜粋
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鈴木さん:
BL0SAに挑戦しようと思った理由には、自分が受講生だったころ憧れたSAを経験したいと思ったこと、成長するチャンスだと感じたこと、もう一度BL0にかかわりたかったことがあります。特に、私のクラスを担当してくださったSAは、先頭に立ちながらも運営陣全員が輝く環境づくりをしており、「私もそんな風になりたい!」という気持ちが強くありました。
SAとしての業務には、宿泊を伴うイベントの運営、中間発表・本選発表の運営、授業の運営がありました。ただ授業を運営するだけではなく、各イベントごとに統括や司会、備品準備などいろんな役職を担当して挑戦することができました。
工夫したことは、他の運営陣がモチベーションを保てるようまんべんなく運営陣とコミュニケーションを取ったことです。受講生一人一人を見ながらニーズを汲み、助けすぎずに導くことも意識しました。また、2年生は非常に忙しい時期であるため、優先順位を付けて運営に取り組みました。
うまくいったことは、運営陣にとって居心地の良いクラスにできたこと、最後に多くの受講生が憧れを抱いてくれたことです。反対に、クラスにとってベストなSAとは何かを考えて授業運営を行うことは難しかったです。自分らしいリーダーシップについて、受講生と共に考える機会を得られました。
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飯塚さん:
学生スタッフをやろうと思ったのは①立教経営でしかできない経験だと思った②自分が受講生の時に学生スタッフへの憧れや、授業をブラッシュアップしたい気持ちがあったからです。
授業運営では、受講生の反応を見ながら修正を繰り返し、たくさんの刺激を受けました。
授業時間以外に、プロジェクト班活動を行えたこともやりがいを感じられた大きな理由です。例えば自分の強みを活かしてコミュニケーション班を担当したり、苦手な思考力を鍛えるために教材班に参加したりしました。
うまくいったことは、自分の強みを活かしたクラス運営です。「人の部分で魅力を感じられ、前向きに楽しく学べるクラス」を目指し、自分の巻き込み力を活かして授業運営をしました。最後に「SAが亜門さんでよかったです」と言ってもらえた時は非常にうれしかったです。
学生スタッフを通じて、人前で分かりやすく話す力や、傾聴力、協調性が身についたと思っています。学生スタッフに挑戦すると、コーチング研修やファシリテーション研修、論理思考研修、ストレングスファインダー研修を受け、実践することで成長サイクルを回せることができますが、それらが非常に良い仕組みだと思います。研修のおかげで大きくスキルアップできたと感じています。
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最後に舘野准教授がモデレーターとなり杉江様、大原様、小宮山様と宇田客員准教授によるパネルディスカッションを行いました。会場の参加者からも質問が寄せられ、企業が経営学部と連携するにあたってどのように社員を巻き込んでいくか、企業から見た社員の自主性とはどのようなものかなどについてお話をいただきました。インタラクティブな議論が行われ、BLPカンファレンス2023は閉会しました。
(記事:南はるか 写真:黒田貴乃)
BL0SAに挑戦しようと思った理由には、自分が受講生だったころ憧れたSAを経験したいと思ったこと、成長するチャンスだと感じたこと、もう一度BL0にかかわりたかったことがあります。特に、私のクラスを担当してくださったSAは、先頭に立ちながらも運営陣全員が輝く環境づくりをしており、「私もそんな風になりたい!」という気持ちが強くありました。
SAとしての業務には、宿泊を伴うイベントの運営、中間発表・本選発表の運営、授業の運営がありました。ただ授業を運営するだけではなく、各イベントごとに統括や司会、備品準備などいろんな役職を担当して挑戦することができました。
工夫したことは、他の運営陣がモチベーションを保てるようまんべんなく運営陣とコミュニケーションを取ったことです。受講生一人一人を見ながらニーズを汲み、助けすぎずに導くことも意識しました。また、2年生は非常に忙しい時期であるため、優先順位を付けて運営に取り組みました。
うまくいったことは、運営陣にとって居心地の良いクラスにできたこと、最後に多くの受講生が憧れを抱いてくれたことです。反対に、クラスにとってベストなSAとは何かを考えて授業運営を行うことは難しかったです。自分らしいリーダーシップについて、受講生と共に考える機会を得られました。
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飯塚さん:
学生スタッフをやろうと思ったのは①立教経営でしかできない経験だと思った②自分が受講生の時に学生スタッフへの憧れや、授業をブラッシュアップしたい気持ちがあったからです。
授業運営では、受講生の反応を見ながら修正を繰り返し、たくさんの刺激を受けました。
授業時間以外に、プロジェクト班活動を行えたこともやりがいを感じられた大きな理由です。例えば自分の強みを活かしてコミュニケーション班を担当したり、苦手な思考力を鍛えるために教材班に参加したりしました。
うまくいったことは、自分の強みを活かしたクラス運営です。「人の部分で魅力を感じられ、前向きに楽しく学べるクラス」を目指し、自分の巻き込み力を活かして授業運営をしました。最後に「SAが亜門さんでよかったです」と言ってもらえた時は非常にうれしかったです。
学生スタッフを通じて、人前で分かりやすく話す力や、傾聴力、協調性が身についたと思っています。学生スタッフに挑戦すると、コーチング研修やファシリテーション研修、論理思考研修、ストレングスファインダー研修を受け、実践することで成長サイクルを回せることができますが、それらが非常に良い仕組みだと思います。研修のおかげで大きくスキルアップできたと感じています。
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最後に舘野准教授がモデレーターとなり杉江様、大原様、小宮山様と宇田客員准教授によるパネルディスカッションを行いました。会場の参加者からも質問が寄せられ、企業が経営学部と連携するにあたってどのように社員を巻き込んでいくか、企業から見た社員の自主性とはどのようなものかなどについてお話をいただきました。インタラクティブな議論が行われ、BLPカンファレンス2023は閉会しました。
(記事:南はるか 写真:黒田貴乃)
