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活動レポート
学校法人河合塾開発研究職 成田秀夫氏インタビュー記事

2014年08月31日 更新|  印刷印刷する

“面白い授業内容や仕組みを考える前に、生徒たちが本気、そして夢中になれるミッションを教員が見つけて生徒に共有することが、授業をアクティブにすることには不可欠です”

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7月5日(土)、立教大学太刀川記念館にて立教大学カンファレンス「リーダーシップと教育」が開催されました。当日は、BLP主査 日向野幹也教授による講演、サザン・メイン大学 ダン・ジェンキンズ氏による講演、神戸大学大学院経営学研究科 金井壽宏教授による講演など、リーダーシップ教育の第一人者達が一堂に会する中での開催となりました。 


各セッション後、参加者から講演者に多くの質問がされるなど大いに盛り上がりました。学校法人河合塾 開発研究職 成田秀夫氏による「体験セッション:高校の授業でのアクティブラーニングを体験する」では、教員・会社員・学生が混成の少人数グループで協力してゲームに取り組み、会場は参加者の笑い声に包まれていました。 

今回は、成田秀夫氏が高校のアクティブラーニング導入の推進に携わっているご経験から、高校でのアクティブラーニング導入の可能性やアクティブラーニング導入を推進する教員がぶつかる障壁についてお話いただきました。


Question①:日向野幹也教授の講演で、アクティブラーニングが本当の意味で“アクティブになる”ためには、教員が授業作りを精力的に行うだけでなく、授業を受ける生徒側に最低限のリーダーシップが備わっている必要があると紹介していました。これは高校のアクティブラーニングにおいても同じことが言えるでしょうか。

言えると思います。現代社会の問題は複雑化していて、そういった困難に立ち向かう姿勢と解決する能力が求められます。リーダーシップもその求められる力の1つでしょう。私は“リーダーシップはIPS細胞のようなもの”だと思っていて、様々な局面で自分に求められている役割に変化し、対応する。こういった力を体感しておく、知っておくのは早い方が良いと思います。

 

Question②:教員が生徒の“アクティブさ”を引き出すにはどんなことが大切になりますか?

 クラスのミッションを掲げることです。面白い授業内容や仕組みを考える前に、生徒たちが本気、そして夢中になれるミッションを教員が見つけて生徒に共有することが、授業をアクティブにすることには不可欠です。また、大学の講義ではある程度の自由が許されることがありますが、高校の授業では、時間的制約や単位取得の関係から多くの障壁の中でアクティブラーニングを実現する必要があります。答えのない事柄を授業で扱うので、なかなか学内での理解が得られないこともあります。こういった制約をいかに乗り越えるかが鍵になってくるのではないでしょうか。

 

Question③:アクティブラーニングを導入した高校の成功例に共通する特徴や傾向はありますか?

 ケース・バイ・ケースです。学校によって大きく異なりますが、多くの方々とお話していると3つの傾向が見られました。それは「校長先生がアクティブラーニングの有用性や必要性に理解を示して応援して下さること」「校長先生と同じ様にカリキュラム主任にも理解者がいること」「現場の教員の2〜3名がアクティブラーニング導入に熱中していること」です。

つまりは“学内に協力者を作ること”が、アクティブラーニングを全学に導入して高い学習効果を上げるためには必要だと言えるでしょう。中でも、カリキュラム主任、会社でいうミドル層の教員が特に協力的、もしくはビジョンを掲げていると成功している例は多いですね。校長先生と現場レベルの教員の間に挟まれる形になるので、どちらの言い分も聞けて学内調整が上手くいくことがあるのかもしれません。

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アクティブラーニングを導入し、大きな波及効果を生み出す教育を行うには、まずは導入を志す先生が変化の触媒となり、他者に働きかけていくことが重要なのかもしれません。

 

 

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