教員・研究

活動レポート
日本アクションラーニング年次カンファレンス2014 金井壽宏教授インタビュー記事(後編)

2014年08月25日 更新|  印刷印刷する

 2014年7月4日(金)アクションラーニング協会主催、リーダーシップ研究所共催の年次カンファレンス2014を開催いたしました。

前編に続き、基調講演にて「リーダーシップ開発と組織開発」というテーマでご講演頂いた神戸大学大学院経営学研究科教授の金井壽宏様に、リーダーシップという点についてお聞きしたインタビュー記事を掲載いたします。

 

Q.では自分の置かれた環境の中でリーダーシップを発揮することを学ぶにはどうしたら良いのでしょうか?

― リーダーシップの学び方としては1)正式なトレーニング機会があること(研修)2)自分がついていきたいと思う人がいること(薫陶)3)自分なりの経験を積むこと。これを参考にすると自分なりのリーダーシップ発揮の仕方が分かるのではないでしょうか。リーダーシップの経験は誰しもあって、それぞれそれなりのリーダーシップ論を持っています。重要度からいうと、経験のウェイトが70と一番大きく、薫陶が20、研修やトレーニングは10パーセントのウェイトを閉めています。

※ジャック・ウェルチなど有名な人の意見を参照してみると、人間関係と課題(タスク)という軸が出てきます。この2つはリーダーシップの基本的な要素ですね。

ジャック・ウェルチが言ったわけでなく、多数のリーダーシップの先行研究で分かっていることを集約するとこの2次元がクローズアップされたということです。たとえば、てきぱきと指示ができるというのは課題軸です。また、自分自身が共感できるリーダーやあの人なら喜んでついていくことができたという人は、フォロワーの自分たちに思いやりをもって接してくれたりするでしょう。それが、もうひとつの軸です。自分がリーダーシップを発揮した場面を振り返るときにも、この二軸で整理がつくでしょう。それから自分自身がリーダーシップ行動をとった時にうまくいった経験を内省していけば、ある程度自分はどんなリーダーシップを発揮すべきかが分かってくるのではないでしょうか。

 

Q.企業に就職する際、リーダーシップ能力に長けているけれど専門知識がない状態で就職したらどうでしょう。

― こちら関しては、専門知識がなくてもリーダーシップがある人はたくさんいます。もちろん、スペシャリストとして専門知識で貢献するのも大事ですが、新入社員が課題面で貢献できなかった場合でも、何かに複数の人々と取り組んだ経験があったなら、人間関係の面では、早くから貢献できることはあるでしょう。それがどのような経験であっても、人はそこから、ひとを動かすことについて、何かを学んでいるでしょう。仕事の場合でも、知識のない後輩の頑張りや諦めない姿勢を見て、その姿に影響を受けた指導員の方がフォロワーになるケースもあります。適材適所で貢献をすればいいという事ではないでしょうか。

 

※ジャック・ウェルチ

 アメリカ合衆国の実業家であり、20年ほどジェネラル・エレクトリック社でCEOを務めた。リーダーシップ・パイプラインの構築をし、「リーダーでないとリーダーは育てられない」と説いている。

 
インタビューおよび執筆
立教大学経営学部経営学科 3年 仲村友樹 
 
 
 
 
 
 
 
 
アクションラーニング協会主催の年次カンファレンスにて金井壽宏教授の講演の様子が以下リンクからご覧いただけます。
 
 
また、主催のアクションラーニング協会HPは以下リンクとなります。
アクションラーニング講座の案内や次回イベントの情報等確認いただけます。
 

教員・研究

rss RSS 更新情報

特色あるカリキュラム

  • 経営学科BLP(Business leadership program) ビジネス・リーダーシップ・プログラム
  • 国際経営学科BBL(Billingual Business Leader Program) バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム
  • 大学院MIB(Master of International Business) 国際ビジネス修士プログラム

EFMD
欧州の大学認証機関EFMDのメンバーです。

  • YouTube
  • Picasa
  • twitter