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活動レポート
アクションラーニング・カンファレンス2013が開催されました

2013年10月25日 更新|  印刷印刷する

13ALフォーラム①.JPGのサムネール画像8月29日(木)立教大学太刀川記念館にて、NPO法人日本アクションラーニング協会主催「アクションラーニング・カンファレンス2013」が開催されました。今年度はグローバル教育センター、リーダーシップ研究所との共催で行いました。

今年度の年次カンファレンスは「アクションラーニングとダイバーシティ」と題して、その中でもジェンダー(性別)、エイジ(年齢)の多様性にフォーカスをあてた講演内容でプログラムは進行されました。アクションラーニングとは、現場での現実的な問題についてチームで検討し、そのプロセスを通してチームでの学習効果を高めることです。その過程には「質問」や「内省」といったものが含まれています。

日本アクションラーニング協会代表の清宮普美代氏の開会挨拶の後、マイケル・J・マーコード教授(ジョージワシントン大学大学院 人材開発部 教授、国際アクションラーニング機構代表)から「パワークエスチョン〜未来を創る質問〜」をテーマとしたご講演を頂きました。

13ALフォーラム③.JPGのサムネール画像マーコード教授は、優れた会社には高い多様性があり、複雑な問題に対しては、それと同じだけ複雑なシステム(ダイバーシティ)が必要になるとおしゃっていました。組織内の多様性には、最初はコミュニケーションが困難であること、合意に達しにくい等のコンフリクト(衝突)がつきものであるが、それを解決するものがアクションラーニングであると力説されていました。性別、年齢、役職等を問わずに「質問」というツールによって、意見交換を促す事でメンバーは様々な立場の人間を理解します。新たな気付きを得られることにより、結果的に問題解決につながるということでした。


つまりアクションラーニングは、組織の高い達成力、問題解決力に対して必要であるダイバーシティに、大きな影響を与えるということです。ダイバーシティの富んだグループに生じるコンフリクトを解決するのが、アクションラーニングであるとおっしゃっていました。

13ALフォーラム②.JPG日向野幹也教授(立教大学経営学部教授、リーダーシップ研究所 所長)には、「BLP/GLPの今」についてご講演頂きました。立教大学では、今年度からBLP(ビジネス・リーダーシップ・プログラム)受講者全員、つまり経営学部生全員が授業内でアクションラーニングを体験しました。また、今年度より経営学部のコアカリキュラムであるBLPを全学共通カリキュラムで受講できるGLP(グローバル・リーダーシップ・プログラム)のGL201、202でもアクションラーニングを導入しました。さらに学生団体RALs(Rikkyo Action Learners)も設立されました。


かねてから導入の準備を進めていたアクションラーニングを経営学部生全員に体験してもらえた事が今年度の立教大学におけるアクションラーニングの取り組みの中で一番大きな試みでありました。


また、日立ソリューションズのご担当者様からは、産学連携によるアクションラーニングの導入事例をご紹介いただきました。今年度の立教大学経営学部の正課外科目として開講された「BLP Action Learning」は、日立ソリューションズ様ご協力のもと、経営学部の兼任講師である折口みゆき氏のプロデュースにより実現されたものです。産学連携における企業側のメリットとして、社員のリーダーシップ養成を一つの例として挙げられていました。一見、学生側の方が産学連携により、多くのことを学び得ている印象でしたが、同時に企業側の方も学生と行うアクションラーニングを通じて、多様性のある現場での身の振り方や学生視点のアイデアを得られるといった効果があるようです。

午後の部では、荒金雅子氏(株式会社クオリア 代表取締役)からダイバーシティとアクションラーニングの関係についてお話しいただきました。ダイバーシティが相乗効果を生み出すには、多様性のある個々人がうまく統合(Inclusion)されることが前提で、そのための学習法としてアクションラーニングの重要性を説いておられました。

藤岡長道氏(株式会社ワークハピネス)からは、日本の構造変化、即ち「高齢社会」におけるシニア世代の活性化についてご講演頂きました。シニア世代の特性について良い面として豊富な経験、既得能力、高いスキル、一方で鎧と藤岡氏が表現されていた、頑固な価値観(他人の意見を聞き入れにくい等)に触れながらシニア世代と組織全体の共存についてユーモアを交えながら説明して頂きました。

13ALフォーラム④.JPGのサムネール画像最後のプログラムでは清宮普美代氏(日本アクションラーニング協会代表)と野村泰彦氏(株式会社フューチャーセッションズ)が進行役となり、実際にカンファレンス参加者全員がアクションラーニングを体験するワークショップが行われました。「アクションラーニングを使って、社会をどうやって変えたいか」をテーマとして、12のグループに分かれて、それぞれ異なる社会像について質問を中心に議論が進みました。具体的な例では、法律のない社会、幸福度の高い社会などがありました。グループ内で質問によって導かれた新たな気付きから、テーマの再定義を班員全員で行い、最後に各班の代表一名が壇上で全グループに発表しました。

毎年開催されているこのカンファレンスは、今回過去最高の参加者人数を記録しました。現段階では、アクションラーニングの認知は不十分であると講演者、参加者ともに口にしていましたが、このカンファレンスを通じて講演側と参加者側が一体となってアクションラーニングの効果について発信していこうという強い意志が感じられました。

(学生レポーター 経営学科2年 仲村友樹)

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